ワールドカップの興奮も冷めやらぬところですが……半端ないって!
名人戦の1日目が封じ手で終了しました。
タイトル通算100期を目前にした羽生挑戦者が先にカド番を迎えたのは、僕にとっては意外でした。
しかし2手目△62銀とは、さらに驚きましたね。
名人戦、2手目62銀やお昼のステーキで話題に事欠かない
— つわぶき@全国優勝将棋ブロガー (@tsuwa_chesshogi) 2018年6月19日
羽生さんが勝たなければいけない後手番で、早めに歩を捨てて銀を上げる展開を選んだのは、チェスの対局でもありそうですね。
— 小島慎也 (@Shinya_Kojima) 2018年6月19日
小島さんがおっしゃっているのは、チェスでいうギャンビットですね。
ポーン(歩)を犠牲にして駒の展開を早めるための戦略です。
佐藤名人相手に定跡を外れた力戦に持ち込もうとするあたり、以前と比べて、楽しむよりも勝ちに比重を置いている気がします。
何とか本局を取りにいこうとしているのかな? と勘ぐっているところです。
1日目の局面
後手が歩切れの代償に堅さを手に入れました。
打開が難しければ、先手が自陣を整備していって歩得が活きてきそうです。
先手十分の見方も多いようですが、後手もまずまずだと思います。
羽生先生が機を見て先攻するでしょう。
封じ手予想
巷では△31玉が多数派ですね。玉を固める自然な手です。
僕のソフトもこれを挙げていました。
僕としては、意表をついて△55歩を挙げたいと思います。
理由としては、
- △55歩~△53銀~△54銀の好形
- 後手からの先攻の形を作っておきたい
- △31玉は恐らく△22玉とセット。△31玉のままだと▲97角の覗きの筋に注意
- 初手△62銀の流れを汲んで意表を突く
こういったところです。
あまりソフトの評価も悪くないようですし、△55歩が本命、次点が△31玉としたいと思います。
当たったら何かください。笑
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