【羽生善治】6/17(土) 20:00~「Abema TVトーナメント」に要注目!
仲間に恵まれ、高校時代に全国大会団体戦で優勝経験があります。
将棋の普及にも興味があり、子ども将棋教室を何度も開催。
駒の動かし方から教えるほか、指導対局を実施。延べ250人以上を指導しています。
また、これまで海外20か国以上を訪問。滞在先で将棋の普及やチェスの対局を楽しんでいます。
当サイトについてはこちら、自己紹介はこちらをご覧ください。
現在twitter(@tsuwa_chesshogi)で将棋の質問を受付中!
突然ですが、皆さんの注目する棋戦は何ですか?
やはり時期的に名人戦でしょうか。
今回は私が注目する棋戦「Abema TVトーナメント」を紹介しようと思います!
(出典・詳細:https://www.shogi.or.jp/news/2018/05/abematv_inspired_by.html)
・羽生竜王が大会を提案!
6月17日(日)午後8時から、羽生竜王考案の対局企画がabemaTVで行われます。
羽生先生が立案という点でも驚きですが、
知人の海外の将棋プレイヤーたちからも注目を集めています。
何より驚きなのは持ち時間なんですね。
・将棋の対局に「フィッシャー・ルール」を初めて導入
この対局企画は、1手指すごとに時間が加算されるという「フィッシャー・ルール」で行われます。
今回の場合、持ち時間5分で開始し、1手ごとに5秒ずつプラスされていきます。
持ち時間が切れてしまうと負けになります。
チェス大会では一番採用率の高い持ち時間で、
チェスの強豪でもある羽生先生がルールを輸入した格好になりますね。
羽生先生はチェスも凄まじく強く、初めて参加した全日本大会でなんと優勝。
元世界チャンピオンのカスパロフと対談・公開チェス対局を指したこともあるほか、
同じく元世界チャンピオンのボビー・フィッシャーが日本の入管に拘束されたとき、
当時の小泉首相に拘束を解くよう嘆願のメールを送ったこともあります。
今回の立案も、羽生先生の将棋を普及したいという強い気持ち、
新しいことに挑戦する好奇心がうかがえます。
・登場する棋士は?
計14名の棋士が登場します。
4名ずつA~C組に分かれ、2名ずつが決勝トーナメント進出。
予選を免除されたシード棋士2名を加えた計8名でトーナメントを行い、優勝者を決定します。
参加する棋士は次のとおりです。
A組 橋本崇載八段、藤井聡太七段、三枚堂達也六段、近藤誠也五段
B組 山崎隆之八段、増田康宏五段、佐々木大地四段、大橋貴洸四段
C組 阿久津主税八段、永瀬拓矢七段、佐々木勇気六段、高見泰地叡王
シード棋士 羽生善治竜王、久保利明王将
チェス強豪でもある森内先生・青嶋先生や、
早指しに定評のある糸谷先生や鈴木先生が出場しないのは個人的に残念ですが、
若手主体で勢いのある棋士ばかりが名を連ねています。
私の予想では、やはりこの持ち時間に慣れている羽生先生が有利だと思います。
ほかの先生方も若さなり、トーナメント中の勢いなどで経験の少なさをカバーして欲しいところです。
・企画は成功間違いなし!
今回のイベントは誰が優勝しても成功裏に終わるでしょう。
なぜならユニークながら非常にスピーディな展開が予想されるからです。
普段、ネットで見られる将棋は持ち時間が長く、平日に丸一日かけて行われるのは当たり前、
タイトル戦などは2日間にわたって行われます。
しかし、今回のフィッシャー・タイムではサクサクした展開になります。
1局が80手で終わるとして、加算される時間は400秒(≒6分半)。
お互いの持ち時間を足した10分を合わせ、なんと一局20分で終わってしまうのですね。
これくらいスピーディだと、長時間の対局が苦手な方・忙しい方でも
「観てみようか」という気になるでしょう。
また、秒読みルールだと時間ギリギリまで考えられますが、
フィッシャー・タイムは「戦いながら考える」制度です。
このギャップや戦い方の相違点は、将棋界には新鮮に感じられると思います。
これを機会に将棋界で風通しがもっと良くなってくれればいいですし、
日本でチェスへの興味関心が高まる、いい契機になることは間違いないと確信しています。
仲間に恵まれ、高校時代に全国大会団体戦で優勝経験があります。
将棋の普及にも興味があり、子ども将棋教室を何度も開催。
駒の動かし方から教えるほか、指導対局を実施。延べ250人以上を指導しています。
また、これまで海外20か国以上を訪問。滞在先で将棋の普及やチェスの対局を楽しんでいます。
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