観る将から指す将まで

【エッセイ】(大橋流・伊藤流)知ってた?駒の並べ方とその理由

2018/07/05
 

今回は駒の並べ方について説明します。

将棋の駒、皆さんはどのように並べているでしょうか?
「ネット将棋しかやってないから駒を並べたことがない」なんて方もいるかもしれませんが、対面して指す将棋はずっと面白いですよ!!

もちろん配置を間違っていなければ大丈夫なのですが(「飛と角の位置が逆」というのが一番多いミスです)、駒の並べ方は一種のマナーだと思ってもらったらいいでしょう。

不慣れな手つきでも、並べ方を知っているたけで対局相手は「オッ」となります。
並べ方にも流派があり、名前がついていますのでご紹介します。




〇大橋流


将棋を指す人は、ほぼ100%この並べ方をします。
玉を置いた後は左、右、左、右、と駒を並べていきます。

日本には左上位の考え方があり、それに即して並べているのです。
例えば舞台の左側(客席から見て右側)を「上手」、右側を「下手」と言いますね。
「こいつは俺の右腕」なんてときも、「俺」は左側なので立場は上です。

〇伊藤流

僕の20年以上の棋歴の中で、この並べ方をしてきたのは5人ほどです。
駒を並べる順番は二大流派なのですが、残るこちらは相当マニアックな並べ方になります。大橋流が簡単なのに比べ、伊藤流は多少複雑です。
伊藤果先生は、苗字が一致しているという理由で、一時期この並べ方をしていたとのこと。

桂までは大橋流と同様で、左からずらっと歩を配置。その後に香、飛、角。
これは、最後4枚の駒が相手陣に直射しないよう、歩で蓋をした意味があります。
「並べる際に駒の利きが相手陣地に直射するのは失礼」という理由に奥ゆかしさを感じて、僕も一時期伊藤流で並べていました。

僕は伊藤流の並べ方の由来を指導棋士の方に教えてもらいました。その方も奨励会退会後に由来を知ったそうで、自分にもまだまだ知らないことがあると驚いたそうです。

単なる駒の並べ方といっても、由来を知ると面白いですね。

〇関連棋書

『昭和将棋史』
大山康晴先生の著書。amazonでは1円から購入できるようです。何か他のお買い物のついでにいかがでしょうか?

『日本文化としての将棋』
文化史から見た将棋。そのゲーム性や社会性などを、プロ棋士や専門研究者が語り尽くします。

『将棋の歴史』
謎が依然多い将棋史に関する研究がまとめられています。

〇アンケート、やってみました

今回の並べ方の由来を知っていたか、twitterのみなさんに答えてもらいました。
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