観る将から指す将まで

【エッセイ】北尾まどか女流に「どうぶつしょうぎ自作しました」と打ち明けてしまった話

2018/07/05
 
この記事を書いている人 - WRITER -
つわぶき
バランス重視の振り飛車党。最高R2511。
仲間に恵まれ、高校時代に全国大会団体戦で優勝経験があります。

将棋の普及にも興味があり、子ども将棋教室を何度も開催。
駒の動かし方から教えるほか、指導対局を実施。延べ250人以上を指導しています。

また、これまで海外20か国以上を訪問。滞在先で将棋の普及やチェスの対局を楽しんでいます。

当サイトについてはこちら、自己紹介はこちらをご覧ください。
現在twitter(@tsuwa_chesshogi)で将棋の質問を受付中!

工夫すればボードゲームは自分で作れるという話になります。

子どもに最初から将棋を教えるとき、駒の枚数も多いし、81マスの将棋盤も広すぎる……
将棋を覚える「助走期間」に、どうぶつしょうぎは本当に重宝しています!
(厳密には6×6のオセロと同様、後手必勝ゲームとして知られています。しかし将棋の取っ掛かりに最も相応しいゲームであることは間違いありません。)



経緯

 

僕はボードゲーム全般が好きで、ボドゲ仲間とよく遊んでいます。
ボドゲの本場はドイツなので、ドイツに行く際も必ず遊ぶようにしています。

“Geister” “der isses” といった「二人零和有限確定完全情報ゲーム」なんかは、非常によくプレイしているゲームのひとつです。(amazonの評価も高めの良ゲーです! ルール等はググってみてください。)

ところがお値段を見てもらったらわかるんですが、上記のゲームは2~3千円
ボードゲームって全般的に高価で、全部集めようとすると結構な額になるんですよね。
「ドミニオン」を集めだした日にはさあ大変…)




ボドゲプレイヤーはどうやって遊んでる?

 

上で述べた事情があるので、安価でいろんなゲームを楽しむために、ボドゲ界隈で基本になっているのは次の3つ。
(1) 一から自作
(2) 他のゲームの駒やトークンなどを代用
(3) ボドゲ仲間で割り勘購入

“der isses” は独自の駒が多かったので、諦めて素直に(3)を選択したのですが、 “Geister” は簡単に作れそう。
ネットで自作方法を調べると、こんなサイトを見つけました。

この方はお酒用カップやお菓子の入れ物などで作ったそうですが、僕は紙コップで作ることにしました。(オリオンのミニラムネコーラと悩みましたが…笑)
シールを貼るだけでお化けが完成。フィールドは適当な厚紙に「それっぽい」ハロウィンのイラストを印刷して貼り付けました。

シールは100均だし、紙コップと印刷代を合わせても計200円行かない程度。
壊れるゲームでもないので一生遊べるし、何より紙コップは収納が本当に便利でした。

「どうぶつしょうぎ」でも自作に挑戦

 

閑話休題。
もともと「ごろごろどうぶつしょうぎ」は買っていたんですが、程なく子ども向けの入門イベントを多くやるようになりました。
その過程で通常の「どうぶつしょうぎ」は重宝していて、毎回友達から借りていました。
そんな中で “Geister” を自作したことに味を占め、「どうぶつしょうぎ」でも試してみようと思ったのでした。

ググってみると、何件かのサイトがヒット。
参考にしたのはこちらのサイトでした。イラストがダウンロードできたのは本当にありがたいですね!

というわけで作ってみました。

 

物置から引っ張り出したのはamazonの段ボール。
それに、引き出物だったカタログが入っていた、厚紙製の入れ物です。

段ボールにイラストを貼りつけて「どうぶつ」の完成。フィールドは中央で折ることができるよう、切り方を工夫しました。非常にコンパクトな仕上がりです。


大きさもコンパクトなうえ、畳むこともできます!

イベントで子どもたちにこのお手製どうぶつしょうぎを見せながら「やってみる?」と聞くときも、「やる!」と元気のいい返事が返ってきます。
また、この「どうぶつしょうぎ」というゲーム、勝敗がつくときは手詰まりになって、手番を握っている方が負けに陥ることが多いゲームです。
チェスでいう「ツークツワンク」ですね。チェスのエンドゲームでこの現象がよく出てくるので、ぶっちゃけチェスの勉強にもかなり役立ちました

 

口を滑らせた愚かなつわぶき

 

さて、僕はときどき見学や参加のために将棋大会やイベントに行くので、「どうぶつしょうぎ」クリエイターの北尾まどか女流とも顔見知りです。
北尾先生は将棋界のニーズを捉えた製品やサービスを生み出すのが本当にお上手で、非常に気さくな方です。何より普及に向けたその行動力が一番すごいと思います。

というわけで、毎回会うたびに二言三言やりとりをするのですが。

僕 「最近子どもに教える機会が多くなりました」
北尾「どうぶつしょうぎでぜひ遊んでね」
僕 「はい、自作したものを使ってます!

言った後、北尾先生は苦笑い
僕も「しまった」という感じです。自作できたのが誇らしいばっかりに、余計なことを言いました

でも先生……「ごろごろどうぶつしょうぎ」は買ってるんで、許してください!

 

作るのが面倒という方はこちらからどうぞー

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