観る将から指す将まで

【藤井聡太】斎藤慎太郎 七段 vs 藤井聡太 七段 第66期王座戦挑戦者決定トーナメント

2018/07/11
 





王座戦トーナメントのハイライトです。(将棋DBの棋譜はこちら
藤井7段の相手は斎藤7段。関西訛りのイケメンでファンも多く、どちらを応援するか迷われていた観る将の方は多かったと思います。笑

考察の前に紹介したいのですが、先週トップページをリニューアルしたほか、将棋の公式サイトの新着情報を僕のブログでも見れるようにしたので、よかったらご覧になってみてくださいー。
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力を溜める(31手目:66歩)

45歩に対し、30手目に45同歩と返したところ。

先手は1段金で守りに強い形なので、当然45同銀もあるでしょう。
しかし後手からのバリエーションも豊富で、例えば角交換から26角~33桂のような曲線的な展開すら予想されます。こうなると角・桂が活発に使える、藤井7段得意の展開という気もします。

本譜は66歩。
仕掛けた後に手を戻すのは思いつきにくいところですが、相手からの有効な攻めもなく変化手順も少ないので、読みの量を絞るという意味では非常に実戦的な手だと思いました。

 

戦いの構図(50手目:72銀)

後手が72銀と打ち直したところです。

先手としては、駒を補充して居玉の後手を上から叩き潰したいところ。

後手の楽しみは、先手の攻めをいなしつつ、馬を作って桂を補充。
桂を持てば66や57歩成~56歩~57桂などの攻めが可能。

互角の範疇の形勢だとは思いますが、個人的にはやや後手持ちの局面でした。

桂の使い道(62手目:36馬)

僕は44桂を予想。次の55桂を楽しみにしたらいいのでは、と思っていましたが、本譜は36馬56金54桂と進行。
こちらの方が攻めに迫力がありますが、63の銀が浮いてしまうので、諸刃の剣ではあります。
この辺りで藤井7段は不利を意識していたそうで、そうなるとこの指し方は納得できます。

なお、僕のエンジンは44桂や41玉(42玉)を示したのですが、玉の早逃げでは56金から馬を外されます。
人間の感覚では、小駒だけでは明らかに心許なく、余されてしまいそうですね。

電撃(99手目:37歩)

中段玉が手厚く見えて、これは逆転だろうと眺めていたら、37歩!という手がありました。同銀成には26金があり、捕まります。
本譜は37同金でしたが、それでも26金。以下55歩28金までで、斎藤7段の勝ちとなりました。

「駒は取られそうなときこそ一番よく働く」とはよく言われることですが、このタイミングで包囲する筋は全く見えておらず、斎藤7段の終盤力を痛感しました。

藤井7段のタイトル挑戦は一旦遠のいたものの、軌道修正をして必ず舞い戻ってくるものと思っています。

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