【★×4】つわぶき流 オープン四間の基本方針
仲間に恵まれ、高校時代に全国大会団体戦で優勝経験があります。
将棋の普及にも興味があり、子ども将棋教室を何度も開催。
駒の動かし方から教えるほか、指導対局を実施。延べ250人以上を指導しています。
また、これまで海外20か国以上を訪問。滞在先で将棋の普及やチェスの対局を楽しんでいます。
当サイトについてはこちら、自己紹介はこちらをご覧ください。
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目次
概要
「たまには序盤戦術を」と思い、最近マイブームのオープン四間(33角型)の基本方針をざっくり披露します。
今さら感はありますが、イップスが起こるまではゴキ中で十分だったので……。
(イップスの記事:【悲報】イップスでゴキゲン中飛車が指せなくなった件)
今回は難易度高めの内容かもしれませんが、自分なりに結果は出ているので真似してみてください。
途中図とかは一切ありません。すみませんがご了承下さい。
ひねっても所詮は後手番四間なので、積極的に勝ちに行く戦法ではありません。
コンセプトは次のとおりです。
- 「局面についていけたらいい」
- 「不利にならなければいい」
- 「穴熊vsノマ四間は避けたい」
- 「千日手でも構わない」
- 対応力で勝負。
というわけで基本図はこちらです。速攻が怖そうですが大丈夫というのが僕の読み。
基本図からの予想手順
角交換~24歩同歩同飛
単純なこの手順で潰されたら「KENKYU NO OWARI」でドラゲナイが流れます。(意味不明)
24同飛に22飛。以下23歩21飛22角44角で耐え。
11角成同飛22歩成には45桂や99角成があって、選択権のある後手が互角以上です。
角交換~24歩同歩23角
25角がぴったり。
すぐに41角成~15金には44角。24金の瞬間に26歩でOK。
角交換~打ち直し
44歩で止める。24歩同歩同飛には22飛。
ここで(a)23歩には21飛44角42金(b)22同飛成同銀43飛には52金左で、41飛成には32銀で美濃構築。結構意外なことにこれで後手悪くない。
角交換~筋違い角
77同桂54角が打てるタイミングならいつでも先手の権利。後手の飛車は42か22にいると思われる。
構想としては、34角から角を引き上げられた後に次の2通り。
(a)55角や64角で飛車の小ビンを攻める
(b)4・5筋の歩を突いて角を圧迫する
とにかく桂頭が弱くなるが、これが無事捌けたら相手の角が負担になって後手十分。
66歩or56歩から穴熊
2通りの構想あり。
(a)64歩~62飛からこじ開ける。左辺は42銀~54歩~53銀~52金左。
(b)2筋逆襲(例:22飛~32金~24歩~24同角~42角~33桂)
※穴熊に対しては32銀と上がる手は保留したい。
46歩
一般的に、24同角のときに相手の玉に角道が通っていないので、46歩型に対しては向かい飛車は向かないんですよね……。
替えて32銀で様子見、または44歩からノーマル四間で十分かと。
36歩
急戦調で穴熊と相性が悪い手。
32銀で様子見、または44歩からノーマル四間。
96歩
94歩と突き返して様子見。この場合の端歩突きは穴熊と相性が良くないと思う。
その他
桂ポンは勝ちにくいイメージであまり指していない。
理由は4筋・5筋の突き合いがあれば、25桂ポンの瞬間に45歩や55歩が痛いため。
取らなければ歩を調達されるし、取れば25飛から飛車を横に使われる。
後手陣はそこまで桂に強くない。左辺の組み方も難しい。
戦略としては成立している
こんな感じで指し分け以上でやり切れてます。出来すぎですが、研究量と中終盤での勝負にして、体感は7割勝たせてもらってます。
棋風にもよるとは思いますが、後手番の戦法に困っている振り党のみなさんもぜひぜひどうぞー。
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