【王位戦】(第1局2日目昼)豊島8段 vs 菅井王位
仲間に恵まれ、高校時代に全国大会団体戦で優勝経験があります。
将棋の普及にも興味があり、子ども将棋教室を何度も開催。
駒の動かし方から教えるほか、指導対局を実施。延べ250人以上を指導しています。
また、これまで海外20か国以上を訪問。滞在先で将棋の普及やチェスの対局を楽しんでいます。
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平日のお昼ですが、時間があったので投稿します!
王位戦2日目昼までのハイライトです。(中継サイトはこちら)
平成最後の年に、初の平成生まれ同士のタイトル戦が開催ということで注目を集める本対局。
2日目は封じ手の「45歩」から始まり、見応えある応酬が始まりました。
1日目の記事では「75歩」を予想していたのですが、45歩同銀75歩となり展開は一致。
攻めを続けたのは先手が十分と見ていた証拠でしょう。
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55手目には一見気持ちのよい「十字飛車」が飛び出しました。
しかし当然ながら、次に取れる駒は1つだけ。後手も右の銀を守れば粘りの利く展開に進みそう。
54角や56角で馬を作れば結構手堅くて防御力🆙になるなー。
54角から87に成って、自陣に利かすほうが良さそう— つわぶき@全国優勝将棋ブロガー (@tsuwa_chesshogi) 2018年7月5日
予想通り64銀に45飛54角と進み、後手は馬を作って防御力を高める筋を見せます。
飛車の引き場所は「46」「47」「48」のうち、「46」を選択。
飛車がいじめられにくく安定している「47」もあったと思います。
すぐには成らず88角。ここからは手将棋の長期戦になるはず。
後手としては馬を2枚引き付けると磐石。先手は攻めが単調になると46の飛車がただの負担になるので、うまく立ち回りたいところ。
飛車を48に引かなかったのは、65桂を先手で入れられるのを気にしたんだろうなぁ。難しい局面が続きそう— つわぶき@全国優勝将棋ブロガー (@tsuwa_chesshogi) 2018年7月5日
指了図は明確に先手良しとは言えず、「先手まずまず」「先手十分」といった形勢です。
今日のこれまでの進行では先手に明確な悪手はなく、少なくとも次善手以上の指し回しだったと思います。
豊島8段の強靭な抵抗が奏功したということもありますが、もともとはっきり先手良しとまで言える局面ではなかったということでしょう。
午後も楽しみに展開を追ってみたいと思います!
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